懸樋のブログKAKEHI’s Blog

「鳥取でアスベストの調査、対策、処理」

2009.07.24

以前大変話題になったので皆さまもご存じだと思いますが、建物の中にはアスベストが含まれている可能性があります。それはボード類だったり、壁や屋根につかってあるスレート材だったり、断熱材だったりさまざまな形で存在しています。

アスベストは「強い」 「軽い」 「加工しやすい」 「安い」 「断熱性にすぐれ絶縁性能も高い」などいいことばかりだったので耐火被覆材や断熱材などに大量に使用されてしまいました。
ただ人体に有害ということがわかり規制されていきました。

とくに飛散しやすい吹付けのアスベストは昭和50年に原則禁止となりましたが、含有率5%を超える吹付け材のみが対象としていました。その後平成7年に含有率1%を超える吹付け材まで対象になり、現在のアスベスト含有材の定義は0.1%を超えるものとなっています。

ある程度はこの規制された年と設計図面上でアスベストの含有が推定できますが、規制の年以降の建物は大丈夫というわけではありませんし、規制の年以前の建物には必ず含まれているわけではありません。きちんと調査をして実物を採取して分析をしてみないと分かりません。実際調査した結果にもそういうケースがありました。

つづく



Back to list

top