懸樋のブログKAKEHI’s Blog

「天井にも耐震補強が必要です!」

2009.09.05

耐震補強は建物の柱や梁や壁などを強くして、建物を頑丈にして人命を守ったり、建物が壊れないようにすることだけではありません。天井も補強が必要です。

4年ぐらい前ですが、地震があった時に屋内プールの天井が落下して負傷者がでた事故がありました。その時テレビで天井が落ちるショッキングな映像が繰り返しながれていたので覚えておられる方も多いと思います。

天井は比較的軽い材質でできていますので、直接人命にかかわる危険性が少なかったこともあり、あまり注目をされていませんでした。しかし最近では事業所の方を中心に天井の耐震性について意識が高くなってきたようです。

各企業には大切な顧客データや重要な機器類があり、これをサーバー室などの専用のお部屋で管理していることがあります。たとえ地震があって人命や建物の構造部分に影響がなくても、天井が落ちたり、床が壊れたりして大切な情報やデータが失われたりすると企業にもお客様にも復旧できない損害が出てしまうことがあります。

そういった事情もあって天井の補強についての問い合わせが増えてきてるようです。被害防止の方法も天井を補強する必要無ければ取ってしまう新たに天井を設置しなおすなどいろいろあります。
また床に免震床を設置して地震で建物がゆれても、サーバーやPCには影響を少なくする方法もあります。

当社も以前鳥取空港の管制塔(VFR室)の天井の耐震補強をさせていただきました。飛行機の最終便がすんでから夜間にする工事だったんですが、VFR室にはとても大切で重要な機器がたくさんあります。天井が落ちることによってスタッフの人命は当然として、重要な機器を守り、それによって飛行機に乗っているお客様の安全を守るという工事でした。

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