懸樋のブログKAKEHI’s Blog

「テナントビルの雨漏り」

2009.10.17

tenantobill.jpg先日テナントビルのオーナー様から雨漏りについてご相談をいただきました。そのビルは5階建てなんですが、1階に雨が侵入してくるというご相談でした。

1階のテナントに伺ってみると、雨が吹きぶりの時に床に雨が流れ出てくるというものでした。外壁面を調査してみると、壁材の隙間を埋めている防水コーキングが経年劣化して、切れたりはがれているところがありました。壁材自体も色あせて撥水の効果もなくなっていました。

今回の防水工事を行うには建物全面に足場を設置する必要があり、また市街地であることもあって何度も足場を設置するのは困難なことから、防水コーキングをすべてなおして、その上に撥水剤を塗るだけだとまた数年で効果が落ちてしまうので、防水性の高い弾力性のある塗料で壁全体を塗装することになりました。
弾力性あるの塗料を使用することにより建物がある程度ゆれても建物を雨水から守ってくれます。

先日も台風が来たので1階のテナントさんに確認に行くと「以前は台風が来たら必ず雨が侵入してきて、ぞうきんを持って大変だったけど、この前はまったくなくて大丈夫でした。」とのことでした。

今このようなご相談や同じような事例がとても増えています。特にテナントビルは多少の雨漏りだったら放置されていることもありますので一度点検をしてみましょう。特に築10年頃は目安です。



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