懸樋のブログKAKEHI’s Blog

「人と人のつながりがある仕事場のある家」 鳥取県鳥取市

2009.12.05

h5.jpg先日こちらでご紹介をさせていただいたお家には仕事場があります。ご主人さんが家でビジネスをされているんですが、この家を考えるときに特に気をつけられたのは、仕事とプライベートの距離感を適度に保つことでした。

最初のお考えは完全に仕事場と住居空間とを分離して行き来ができないように考えていたんですが、設計が進んでいくうちに行き来をできるようにして、かつ適度な距離感をつけました。

適度な距離を保つことで、仕事中に奥さまや子供さんとふれあっていろんなアイデアが浮かんだり、一人になって調べ物をしたり、考えをまとめたりできるようになりました。

家に直接関係なさそうな仕事の活動スペースも少し視点を変えればいろんな応用が利きます。

例えば家族みんなの共有スペースとして、昼間は趣味のスペースやヨガやダンス教室などのカルチャースペースとしたり、夕方は子供たちの勉強部屋になったり、夜はお父さんの書斎としてや家族の図書室も面白いかもしれません。

このようなことってあまり意識してなくても人生の中では結構重要なことだったりします。
そういうスペースがお家のどっかにあってもいいですよね。

また住居部分も家族が集まるリビングやダイニングを家のセンターに配置して、家族団らんのスペースになっています。階段もリビングに配置しあるので、帰宅 した家族は必ずそこを経由するようになっていて、家族が自然にそこに集まり、自然に会話が生まれるように考えられています。

仕事場もリビング近くに配置してあるので、ご主人さんが仕事をしながら家族の気配を感じるようになっています。

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