懸樋のブログKAKEHI’s Blog

「鳥取 注文住宅の坪単価①」

2010.06.01

「家を建てると、坪いくらかかりますか。」、お客様からよく聞かれる質問です。
お家を建てるとき、目安になるものに「坪単価」というものがあります。文字通りひと坪あたりの家の価格のことです。

ひと坪は一般的には3.3㎡で計算されますが、正確にはひと坪は3.30580㎡ですので、建物の面積をこの数字で割れば建物の坪数が計算できます。例えば100㎡の建物だったら100÷3.3(3.30580)≒30.25坪です。

家の価格をこの坪面積で割れば坪単価が計算できます。

しかしキッチンにはシンクや収納があったり、バスルームにはユニットバスやタイルトイレには便器や手洗いがあるので当然水回り部分の坪単価は高くなります。吹き抜けがあったりしても坪単価は高くなります。その一方、居室や廊下などは壁と床しかないので坪単価は安くなります。

このように同じ家の中でも坪単価は違います。50坪の家も30坪の家もキッチンやバスルームは一つなので、30坪の家の坪単価は高くなるし、50坪の家の坪単価は安くなります。また同じ面積の建物でも平屋部分が広いと基礎が大きくなったり、屋根が大きくなったりすることがあるので、その分坪単価は高くなってきます。

面積は最小限にしても居心地や使い勝手、デザインや建築素材など、こだわりのお家を考えると坪単価は高くなります。

当然のことを言い訳するようでどうかなって思いますが、事実としてそういう傾向はあります。
そう考えると目安にはなりますが坪単価だけで家を判断して、坪単価に頼って家づくりをするのは少しおかしいですね。

その2につづきます。



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